英 名 ： なし
学 名 ： Prunus×kanzakura cv. Rubescens
別 名 ： シュゼンジベニカンザクラ（修善寺紅寒桜）
科 名 ： バラ科
属 名 ： サクラ属
種 類 ： 落葉高木
花 期 ： 春
原産地 ： 日本
撮影場所：横浜市鶴見区･三ッ池公園
カンヒザクラ（Prunus cerasoides var. campanulata）とオオシマザクラ（Prunus lannesiana var. speciosa）の雑種と推定されています。
静岡県の修善寺境内に原木があります。
樹皮は紫褐色で幾分黒色を帯びます。
幹は直立して広卵状の樹形になります。
普通のカンザクラ（Prunus x kanzakura cv. Kanzakura）にくらべ、枝條の伸びが素直で良く伸び、大樹になります。
葉は長さ13cm、幅6cmほどの楕円形で、葉先は尾状に尖り、縁には短鋸歯、重鋸歯が入り混じり、互生します。葉裏は僅かに白みを帯びます。
ソメイヨシノ（Prunus x yedoensis）より早く、3月上旬～中旬に葉の展開に先立って開花します。
直径3cmほどの5弁中輪の一重咲きの花を3～4個散形に下垂します。
花色は淡紅色で、花弁の形は円形です。
花の末期に、花心が赤味を帯びます。
雌しべの花柱は、もっとも長い雄しべの葯より、やや下にあります。
萼筒は鐘形で、萼筒，萼片ともに紅色です。
果実は直径1cmほどの楕円状球形の核果で、黒紫色に熟します。
和名は、原木がある静岡県修善寺町に因みます。
日本の国花は、サクラとキク（Chrysanthemum morifolium）ですが、サクラはヤマザクラ（Prunus jamasakura）です。
属名の「Prunus」は、ラテン語の「prunum（スモモ）」が語源です。
種小名の「kanzakura」は、「寒桜」を意味します。
園芸品種名の「Rubescens」は、「薔薇色の」という意味です。
撮影場所：横浜市鶴見区･三ッ池公園
撮影場所：横浜市鶴見区･三ッ池公園
撮影場所：横浜市鶴見区･三ッ池公園