英 名 ： Jaburan Lilyturf
学 名 ： Ophiopogon jaburan
別 名 ： なし
科 名 ： キジカクシ科
属 名 ： ジャノヒゲ属
種 類 ： 常緑多年草
花 期 ： 夏～秋（実期：秋～冬）
原産地 ： 日本，東アジア
撮影場所：横浜市中区･ブラフ18番館
葉は幅1cm、長さ30～80cmの先端が垂れ下がる濃緑色の線形で、厚くて光沢があり、縁は平滑で、多数群がって半球形になります。
花茎は長さ30～50㎝、幅10～15㎜、断面が扁平で、茎の太さとほぼ同じ幅の翼があるため倒れやすく、種子が稔ると倒れて葉の下に隠れてしまいます。
花は長さ10～15cmの総状花序をなし、白色または淡紫色の直径1cmほどの小さな花が、茎先に3～8個咲きます。
花被片は6枚で長さ6㎜ほどの広披針形、雄しべは6本で花糸はごく短く、葯は長く、先が尖り、雌しべは1本です。
どうしたわけか、沢山の花をつけたものを見たことがありません。だいたい総状花序が倒れて、数少ない花が下向きについているものにしか出会っていません。
直径9～10mmの球形に結実した液果状の種子は、ジャノヒゲ（Ophiopogon japonicus）と同じように緑色から晩秋にはとても綺麗な瑠璃色になります。
和名は、葉の葉脈が筋張っていて、慶事に進物や贈答品に添える飾りの「熨斗」に似ていること、或いは花茎がきし麺のように扁平で「麺棒でのしたような形」であり、葉の形がラン【多分、シュンラン（Cymbidium goeringii）】に似ていることに由来します。
花はヤブミョウガ（Pollia japonica）やジャノヒゲに似ています。
属名の「Ophiopogon」は、ギリシャ語の「ophio（蛇）＋ pogon（ひげ）」が語源です。日本名「ジャノヒゲ」の直訳です。
種小名の「jaburan」は、ヤブラン（Liriope muscari）を意味しますが、間違えたのでしょうか。
撮影場所：横浜市鶴見区･馬場花木園
撮影場所：横浜市鶴見区･馬場花木園
撮影場所：東京都港区･自然教育園
撮影場所：東京都港区･自然教育園
撮影場所：横浜市鶴見区･三ッ池公園
撮影場所：横浜市鶴見区･馬場花木園
撮影場所：東京都千代田区･日比谷公園
撮影場所：横浜市中区･ブラフ18番館