英 名 ： Oxalis
学 名 ： Oxalis bowiei
別 名 ： オキザリス・ボーウィー
科 名 ： カタバミ科
属 名 ： カタバミ属
種 類 ： 多年草
花 期 ： 秋
原産地 ： 南アフリカのケープ地方
撮影場所：東京都大田区南蒲田
フヨウカタバミ（Oxalis purpurea），オオキバナカタバミ（Oxalis pes-caprae）と同じ南アフリカ原産のカタバミ（Oxalis corniculata）の仲間です。
日本には江戸時代の天保年間（1831-1845）に観賞用として渡来しました。
紡錘形の白色の塊茎によって繁殖します。
茎，花柄，葉柄等に細かな毛が密に開出します。
葉は3出複葉で根生し、長さ4〜6cm、幅4〜5cmの小葉は丸みのある倒心形で、先端は凹み、縁に細かな毛が生えています。
葉腋から細かい毛のある花柄を出し、散形花序に直径3〜5cmの濃い紅色の花を8〜12輪咲かせます。
花の中心部は黄色で、花弁に濃色の筋が放射状に入り、5枚の花弁の縁が深く重なって、隙間がありません。
雄しべは10本で上下2段につき、葯は黄色、その下に1本の雌しべがつきます。
果実は円柱状の朔果で、外縫線で5裂に胞背裂開して種子をはじき飛ばします。
ムラサキカタバミ（Oxalis corymbosa）やイモカタバミ（Oxalis articulata）は花色が似ていますが、花弁がほとんど重ならず、細毛がありません。萼片の先や葉裏に橙黄色の小点があります。
フヨウカタバミ（Oxalis purpurea）と花や葉がよく似ていますが、フヨウカタバミの花は一つの花茎に一輪だけです。
和名は、花が大きいカタバミという意味です。
属名の「Oxalis」は、ギリシャ語の「oxys（酸っぱい）」が語源です。葉や茎に蓚酸を含み酸味があることに由来します。
種小名の「bowiei」は、イギリスの植物学者James Bowie（1789-1869）の名前に因みます。
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：東京都大田区東六郷
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：東京都大田区東六郷
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ