英 名 ： Carmichael's Monkshood
学 名 ： Campanula glomerata var. dahurica
別 名 ： ナツギキョウ（夏桔梗）
別 名 ： リンドウザキカンパニュラ
（竜胆咲カンパニュラ）
科 名 ： キキョウ科
属 名 ： ホタルブクロ属
種 類 ： 多年草
花 期 ： 晩春〜初秋
原産地 ： 九州、阿蘇・久住地方，朝鮮半島，中国東北部
撮影場所：横浜市鶴見区･馬場花木園
日本では九州の阿蘇・久住地方の限られた地域にのみ分布します。
海外では、朝鮮半島，中国東北部，シベリア東部にも分布し、大陸と地続きのころの遺存植物です。
茎は直立します。
根出葉には葉柄があり、茎葉は長さ5〜10cmの広披針形で互生し、ほとんど葉柄がないか茎を抱き、縁に細かい鋸歯があります。
茎上部の葉腋に直径2cmほどで先端が5裂した漏斗形の花を10個ほど頭状に咲かせます。
花色は薄紫，ピンク，白があります。
雄しべは5本、柱頭は3または5裂します。
花はキキョウ（Platycodon grandiflorum）やリンドウ（Gentiana scabra var. buergeri）に似ています。
果実は朔果です。
和名は、熊本県八代市で発見されたことに由来します。
環境省レッドリスト（2012）では、「絶滅危惧IB類(EN)」に登録されています。
ホタルブクロ（Campanula punctata var. punctata）と同属です。
属名の「Campanula」は、ラテン語の「campana（小さな鐘）」が語源です。花の形に由来します。
種小名の「glomerata」は、「集まった」という意味です。
変種名の「dahurica」は、「（シベリアの）ダフリアの」という意味です。
撮影場所：札幌市豊平区･羊が丘展望台
撮影場所：横浜市鶴見区･馬場花木園
撮影場所：札幌市豊平区･羊が丘展望台