英 名 ： Chinese rampion，Spotted bellflower
学 名 ： Campanula punctata var. punctata
別 名 ： チョウチンバナ（提灯花）
別 名 ： フクロバナ（袋花）
科 名 ： キキョウ科
属 名 ： ホタルブクロ属
種 類 ： 多年草
花 期 ： 夏
原産地 ： 日本～シベリア
撮影場所：横浜市緑区･四季の森公園
全体に短い粗毛が生え、地下茎は短く浅く横に延びます。
根生葉は翼のある長い柄をもつ卵心形で、開花時には枯れます。
茎葉は長さ5～8㎝、幅2～4㎝の披針形で、縁には鋸歯があり、下部では短い柄があり、上部ほど小さくなって茎を抱き、互生します。
茎先や葉腋に白色または淡紫色の釣鐘型の花を下向きに咲かせます。
花冠は長さ4～5cmで、先が浅く5裂し、内面に斑点があります。
萼片は5枚で、萼片の間に反り返る三角形の副萼片があることが特徴です。
雄しべは5本で、くるまったリボンのようです。
雌しべは1本で、綿棒のように長く伸びます。
雄性先熟で、蕾の中で花粉を出し、雌しべの花柱に花粉をつけて開花し、開花後に柱頭は3裂します。
果実は鐘形の朔果です。
和名は、「花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見える」ところからきているようです。
また、提灯の古名を「火垂（ほたる）」といい、その提灯に似ているので「ほたる」、それが「蛍」になったともいわれています。
仲間のヤマホタルブクロ（Campanula punctata var. hondoensis）は萼片が反り返らず、萼片の間は盛り上がっているだけです。
園芸植物として親しまれているカンパニュラ（Campanula ssp.）は、同属植物で、主に地中海沿岸地方原産の植物を改良したものです。
属名の「Campanula」は、ラテン語の「campana（小さな鐘）」が語源です。花の形に由来します。
種小名と変種名の「punctata」 は、「細点のある」の意味で、花冠（内側）にある斑点を指すようです。
撮影場所：横浜市神奈川区･三ツ沢公園
撮影場所：横浜市神奈川区･三ツ沢公園
撮影場所：横浜市西区宮ヶ谷
撮影場所：横浜市緑区･四季の森公園
撮影場所：横浜市緑区･四季の森公園