英 名 ： bell flower
学 名 ： Campanula spp.
別 名 ： カンパニュラ
科 名 ： キキョウ科
属 名 ： ホタルブクロ属
種 類 ： 多年草，一，二年草
花 期 ： 晩春〜夏
原産地 ： 地中海沿岸
撮影場所：鎌倉市西御門
日本には1870年（明治3年）頃に渡来しました。
草丈は50〜100cmの高性種、30cm前後の中性種、10cmほどの矮性種に大別されます。
草姿は直立性、匍匐性、垂下性のものがあります。
ロゼット形の根生葉があり、茎につく葉は互生し、葉の形は様々です。
総状花序または穂状花序を出し、長さ3〜8cmの釣鐘型の花を数輪から数十輪咲かせます。
花色は、青や紫または白が多いですが、ピンク色のものもあります。
横向きに咲くものがほとんどですが、受け咲きや下向き咲きのものもあります。
欧米の園芸辞典には50種以上が掲載されていますが、日本で栽培されているのは数種です。
釣鐘型の花が多いですが、実際は狭い鐘型から広い鐘型あるいは星形のものまであり、いずれも先端は5裂します。
雄しべは5本、雌しべは1本で柱頭は3または5裂し、平開します。
果実は朔果で、熟すと基部または側方に穴や透き間があいて、そこから種子が出ます。
主な品種に次のものがあります。
●カンパニュラ・メディウム（Campanula medium）
石灰岩地の土手などに生育する草丈60〜120cmの二年草です。
葉は長さ6〜10cmのへら形で互生し、茎の下部にまとまってつきます。
総状花序に長さ5cmほどの釣鐘型の紫色の花を上向きまたは横向きに咲かせます。
園芸品種も多く、藤色や青色、ピンク色などの花色があります。
和名はフウリンソウ（風鈴草）、英名はCanterbury bellsです。
●カンパニュラ・アルペンブルー（Campanula posharskyana）
草丈20〜30cmの代表的な園芸品種で、青（紫），白，ピンク色をした星型の小さな花が群がって咲きます。
●カンパニュラ涼姫（Campanula rapunculus cv. Suzuhime）
草丈100〜110cmで、総状花序に小さな青紫の花を多数咲かせます。
●カンパニュラ・ブルーワンダー（Campanula cocheleariifolia cv. Blue Wonder）
デンマークで作られた高山性の品種で、八重咲きの小さなミニバラのような花が咲きます。
花色は淡い青（紫），白があり、草丈は10〜20cmです。
●カンパニュラ・メリーベル（Campanula hybrids cv. Merry Bell）
種間交雑によって作られた、従来のものより強健で花期の長い品種です。
小さな釣鐘型の青色の花が咲きます。
●モモバギキョウ（桃葉桔梗：Campanula persicifolia）
草丈40〜100cmで、葉がモモの葉に似た細長い披針形です。
淡い青紫色や白色の釣鐘型の花を咲かせます。
日本に自生する同じ仲間には、ホタルブクロ（Campanula punctata var. punctata），ヤツシロソウ（Campanula glomerata var. dahurica），オトメギキョウ（Campanula portenschlagiana）等があります。
属名の「Campanula」は、ラテン語の「campana（小さな鐘）」が語源です。花冠の形に由来します。
撮影場所：横浜市中区･山下公園
撮影場所：横浜市緑区東本郷
撮影場所：横浜市西区平沼
（アルペンブルー）
撮影場所：横浜市中区･新港パーク
（涼姫）
撮影場所：横浜市緑区東本郷
撮影場所：鎌倉市西御門
撮影場所：横浜市緑区東本郷
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（メイミックス）
撮影場所：横浜市磯子区磯子
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（涼姫）
撮影場所：東京都大田区南蒲田
（アルペンブルー）
撮影場所：横浜市西区平沼
（サラストロ）
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（インクルウァ）
撮影場所：横浜市西区みなとみらい