英 名 ： Cotton rose
学 名 ： Hibiscus mutabilis cv. Vercicolor
別 名 ： なし
科 名 ： アオイ科
属 名 ： フヨウ属
種 類 ： 落葉低木
花 期 ： 晩夏〜初秋
原産地 ： 園芸品種
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
フヨウ（Hibiscus mutabilis）の園芸品種です。
樹皮は白くて滑らかで、丈夫なことから和紙の補助材料になります。
葉は掌状に3〜7浅裂し、互生します。
5裂する萼の下に、細い10個ぐらいの副萼片がつきます。
朝、直径8〜10cmの白い花を咲かせますが、午後になるとだんだんピンクに変わり、夕方から夜にかけてさらに赤くなり、翌朝には萎んでしまいます。
時間によっては、株の中、一つの花の中で、白花とピンクの花が同居して、コントラストがとても美しい花です。
ほとんどが八重咲きですが、一重咲き（5弁）の品種もあります。
根元が筒状に癒合した雄しべ群の長さは20mmほど、花糸の長さは5mmほど、葯の直径は2mmほどです。
雄しべ群から突出した雌しべの長さは12mmほど、雌しべの先端は上に曲がって5裂し、一つの直径は3mmほどです。
果実は朔果で、5室に分かれ開裂して種子を出します。
和名は、花色が変化する様子を、酒飲みの顔がだんだん赤くなってくることに例えたものです。
英名の「Cotton Rose」は、花がバラ（Rosa）に似て、樹形が同じアオイ科のワタ（Gossypium herbaceum）に似ていることに由来します。
属名の「Hibiscus」は、エジプトの神「Hibis」とギリシャ語の「isko（似る）」が語源のようです。
種小名の「mutabilis」は、「色々に変わる」という意味です。
園芸品種名の「Versicolor」は、「種々の色のある」という意味です。
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
撮影場所：横浜市港北区･新横浜公園
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
撮影場所：横浜市中区･
港の見える丘公園
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園