英 名 ： Lemon-scented tea-tree
学 名 ： Leptospermum petersonii
別 名 ： レプトスペルムム・ペテルソニー
科 名 ： フトモモ科
属 名 ： ネズモドキ属
種 類 ： 常緑低木
花 期 ： 春〜初夏
原産地 ： オーストラリア
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
枝が広がり全体が丸い樹形になります。
葉は長さ2〜4cm、幅2〜5mmの細長い披針形で、縁は全縁で互生します。
葉を傷つけると強いレモンのような香りがあります。
葉腋に直径10〜15mmの白色の5弁花を咲かせます。咲き始めは赤色または紫色を帯びます。
5枚の花弁の隙間から5枚の緑色の萼片が見えます。
花の中央には緑色の大きな花床筒があり、柱頭が見え、蜜分泌のための腺が付いています。
花床筒の外周に雄しべが25〜30本見えます。
果実は直径6cmほどの椀形の朔果で、初めは緑色、成熟すると茶色で木質化します。
葉は薬やお茶として、またレモンティーツリーオイルを抽出するために利用されます。
ニュージーランドの国花で、日本でもよく見るギョリュウバイ（Leptospermum scoparium）の仲間です。
その他の仲間にレプトスペルムム・フラベスケンス（Leptospermum flavescens），レプトスペルムム・エパクリディオイデウム（Leptospermum epacridioideum）があります。
属名の「Leptospermum」は、ギリシャ語の「leptos（薄い）＋sperma（種子）」が語源です。本種の種子がほっそりとしていることに因みます。
種小名の「petersonii」は、本種を初めて採集したW.J. Petersonの名前に因みます。
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ