英 名 ： Downy thorn apple，Sacred datura
学 名 ： Datura innoxia
別 名 ： アメリカチョウセンアサガオ（アメリカ朝鮮朝顔）
科 名 ： ナス科
属 名 ： チョウセンアサガオ属
種 類 ： 一年草
花 期 ： 夏〜初秋
原産地 ： 北アメリカ
撮影場所：横浜市中区山下橋
日本には明治時代以降に観賞用に渡来しました。
全体に微細な粉のような灰白色の軟毛が密生し、この点がチョウセンアサガオ（Datura metel）と異なります。
葉は長さ8〜18cmの幅の広い卵形で、鋸歯は少なく、上面は青緑色、下面に毛を密生し、互生します。
葉腋または二股に分かれた枝の中央に直径10〜13cmの芳香のある漏斗形の花を上向きに咲かせます。
花冠は外側が淡い藤色、内側が白色で、花筒は5条の筋があり、浅く10裂します。
萼は長さ12〜19cmの筒形で、先は5裂し、10本の脈があります。
花色が白色，紫色等の品種もあります。
花は朝開いて、昼前には閉じてしまう一日花です。
果実は直径5cmほどの卵形の朔果で、太くて長い棘で被われます。
和名は、全体に毛が密生するチョウセンアサガオという意味です。
全草、特に種子にスコポラミン（scopolamine），アトロピン（atropine）等のアルカロイド（alkaloid）系の猛毒を含んでいます。
アサガオ（Ipomoea nil）の名前がつきますが、ナス科で別種です。
キダチチョウセンアサガオ（Brugmansia suaveolens）が垂れ下がって咲くのと異なり、花が上向きに咲きます。
属名の「Datura」は、この植物のヒンズー名「dhatura」から変化した名前です。
種小名の「innoxia」は、ラテン語の「innoxia（無害の）」という意味です。
撮影場所：横浜市中区山下橋
撮影場所：横浜市中区山下橋