英 名 ： Flowering dogwood
学 名 ： Cornus florida
別 名 ： アメリカヤマボウシ（アメリカ山法師）
科 名 ： ミズキ科
属 名 ： ミズキ属
種 類 ： 落葉高木
花 期 ： 春（実期：秋）
原産地 ： アメリカ
撮影場所：横浜市西区北幸
水平方向に枝を伸ばしやすく、成木になると枝が長く伸びて幅のある樹形になります。
樹皮は灰黒色で細かく割れています。
葉は長さ8〜12cmの卵状楕円形で枝先に集まって対生し、全縁で縁が僅かに波打ちます。
葉表は濃緑色、葉裏は灰白色で、晩秋には鮮やかに紅葉します。
枝先の葉腋に頭状花序を出し、4枚の美しい白色や薄紅色の花弁状の総苞片を開きます。
平開した先端が窪んだ総苞片の中心部に15〜20個の小さな花を固まって咲かせます。
花は直径5mmほどで、黄緑色の花弁が4枚あり、黄色の葯をもつ4本の雄しべと1本の雌しべがあります。
果実は核果で、秋に赤く熟します。
春の花も綺麗ですが、秋には赤い実が熟し、紅葉も美しく、1年を通して楽しめる種です。
和名は、ミズキ（Cornus controversa）の仲間で花が目立つことに由来します。
正式の和名はアメリカヤマボウシといいますが、アメリカから渡来したときに、日本のヤマボウシ（Cornus kousa）に似ていることから、とりあえずつけられたという経緯があるようです。
英名の「dogwood」は、皮を煎じて犬の蚤退治に使ったことに由来します。
また、固い木の幹で、dag（dagger：短剣）や調理用の焼き串を作ったことから、「dag wood」と呼ばれたものが「dog wood」に変化したものともいわれています。
アメリカの代表的な花木で、バージニア（Virginia）州，ノースカロライナ（North Carolina）州の州花に指定されています。
1912年に、当時東京市長であった尾崎行雄（1858-1954）がアメリカ合衆国にソメイヨシノ（Prunus x yedoensis）の苗木を贈りました。
その返礼として1915年に同国から東京市に贈られたのが日本での本種の始まりで、日米親善の木として有名になりました。
日本の気候にもよく合うようで、街路樹や公園にもよく植えられています。
属名の「Cornus」は、ラテン語の「cornu（角）」が語源です。材質が堅いことに由来します。
種小名の「florida」は、「花の目立つ」という意味です。
撮影場所：横浜市中区･山下公園
撮影場所：東京都大田区西糀谷
撮影場所：横浜市保土ヶ谷区･
横浜市児童遊園地
撮影場所：東京都大田区南蒲田
撮影場所：東京都大田区南蒲田
撮影場所：横浜市西区北幸
撮影場所：横浜市西区みなとみらい
撮影場所：広島市中区･縮景園
撮影場所：東京都大田区南蒲田
撮影場所：横浜市保土ヶ谷区･
横浜市児童遊園地
撮影場所：横浜市中区･本牧山頂公園
撮影場所：東京都大田区西糀谷