英 名 ： Cherry sage（Salvia microphylla）
英 名 ： Autum sage(Salvia greggii)
学 名 ： Salvia microphylla，Salvia greggii
別 名 ： サルビア・ミクロフィラ
別 名 ： サルビア・グレッギー
科 名 ： シソ科
属 名 ： アキギリ属
種 類 ： 多年草
花 期 ： 春〜秋
原産地 ： メキシコ（ミクロフィラ），アメリカ南部〜メキシコ（グレッギー）
撮影場所：横浜市西区･楠町公園
春から秋にかけて長い期間、直径2cmほどの丸く唇形をした赤い小花を咲かせます。
甘い香りが特徴的です。
「Salvia microphylla」と「Salvia greggii」の両者が日本ではチェリーセージと呼ばれます。
Salvia microphyllaとSalvia greggiiの共通の特徴は次のとおりです。
・茎は直立し、下部は木質化します。
・茎先に総状花序を出し、直径2cmほどの赤い唇形の花を咲かせます。
・上唇は上に細く突き出し、先端の膨らんだ部分に白く細かい毛が目立ちます。
・下唇は大きく前に突き出し、浅く2裂します。
・萼は上下に2裂、下側の先がさらに浅く2裂します。
・雌しべは１本で雄しべより少し長く、柱頭は2裂します。
・上唇の先端から2裂した柱頭だけが外に出ます。
・雄しべは2本で花糸は白、葯は黄褐色です。
・果実は分果です。
各々の特徴は次のとおりです。
Salvia microphylla：
・草丈60〜150cmの多年草です。
・葉は先が尖った卵形で、鋸歯があり、表面がざらざらしていて、対生します。
・花冠内の基部付近に一対の突起物があります。
・園芸品種に赤と白のツートンカラーが可愛らしい【cv. Hot Lips】があります。
Salvia greggii：
・草丈50〜100cmの多年草です。
・葉は幅広の楕円形で、縁は全縁で、表面は滑らかで、対生します。
・花冠内の基部付近に突起物はありませ。
サルビアの仲間には、葉に香りがあることが多く、ハーブや観賞用に多くの種が導入されています。
サクランボのような香りをもつことからチェリーセージと呼ばれています。
同属の日本産の植物には、アキノタムラソウ（Salvia japonica），アキギリ（Salvia glabrescens）などがあります。
属名の「Salvia」は、ラテン語の「salvare（治療）」，「salveo（健康）」が語源です。この種の植物は薬用になるものが多いことに由来します。
種小名の「microphylla」は、「小さな葉」という意味です。決して小さな葉ではないと思いますが、何故、このような種小名なのでしょう。
種小名の「greggii」は、本種の発見者であるアメリカの博物学者Josiah Gregg（1806-1850）の名前に因みます。
撮影場所：横浜市神奈川区二ッ谷町
（ミクロフィラ・ホットリップス）
撮影場所：横浜市西区南軽井沢
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：横浜市西区北幸
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（ミクロフィラ・ホットリップス）
撮影場所：東京都大田区西糀谷
（ミクロフィラ・ホットリップス）