英 名 ： Java glory bean
学 名 ： Clerodendrum x speciosum
別 名 ： なし
科 名 ： シソ科
属 名 ： クサギ属
種 類 ： 蔓性常緑低木
花 期 ： 晩春〜秋
原産地 ： 種間交雑種
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ温室
ゲンペイカズラ（Clerodendrum thomsoniae）とベニバナクサギ（Clerodendrum splendens）を交配した種間交雑種です。
葉は長さ10〜15cmの楕円形で、対生します。
枝先に長さ10〜15cmの集散花序を出し、直径15mmほどの紅色の雄しべを突き出した花を咲かせます。
白い萼の先に赤い花をつけるゲンペイカズラと似ていますが、本種の萼は蕾のうちは白く、開花すると萼が淡紅色、花は濃紅色になります。
初め雄しべ4本が長く突き出し、数日するとこれがくるりと巻き、今度は雌しべ1本が長く突き出ます。
結実はしません。
和名は、ゲンペイカズラによく似ていて、萼が淡紅色であることに因ります。
同属にクサギ（Clerodendrum trichotomum），ヒギリ（Clerodendrum japonicum），ボタンクサギ（Clerodendrum bungei）があります。
属名の「Clerodendrum」は、ギリシャ語の「cleros（運命）＋ dendron（樹木）」が語源です。 はじめセイロン島（現スリランカ）の二種類が注目され、それを「arbor fortunata（幸運の木）」および「arbor infortunata（不運の木）」と呼んだことに由来します。
種小名の「speciosum」は、「華やかな」という意味です。
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ温室
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ温室