英 名 ： Pink pavonia
学 名 ： Pavonia hastata
別 名 ： タカサゴフヨウ（高砂芙蓉）
科 名 ： アオイ科
属 名 ： ヤノネボンテンカ属
種 類 ： 常緑小低木
花 期 ： 夏〜秋
原産地 ： 南アメリカ
撮影場所：横浜市西区北軽井沢
茎は直立し、分枝しながら、横に広がります。
葉は長さ3〜10cmの先がやや尖り基部が張り出す鏃形で、縁には波型の鋸歯があり、互生します。
枝先に長さ4〜7cmの花柄をもつ直径5〜7cmの5弁花を単生させます。
花弁は白く、中央部が濃い赤褐色で、花弁の裏側に濃い赤色の筋が入ります。
花は朝開いて、夕方に閉じる一日花です。
雄しべは12本で、花糸は合着して赤色の雄しべ筒になります。
雌しべは1本、花柱は赤色で10分岐し、柱頭は糸状に分かれます。
萼は長さ6mmほどで5裂し、萼より花弁が短い閉鎖花をつけます。
果実は直径8mmほどの5分果です。分果は網状の脈があり、種子が1個入っています。
花はフヨウ（Hibiscus mutabilis）やムクゲ（Hibiscus syriacus）に似ていますが、雌しべの柱頭が異なります。
本種の柱頭は糸状ですが、フヨウの柱頭は上向きに曲がり、先端が5裂し、ムクゲの柱頭は真っすぐで、先端が分かれません。
和名は、葉の形が「矢の根（鏃）」に似たボンテンカ（梵天花：Urena lobata var. sinuata）の意味です。
「梵天花」は、日本に珍しいものなので、梵天（インド）から来た花だろうという意味です。
別名は、台湾のフヨウという意味です。
属名の「Pavonia」は、スペインの植物学者Jose Antonio Pavon Jimenez（1754-1844）の名前に因みます。
種小名の「hastata」は、ラテン語で「鉾形の」という意味です。葉の形に由来します。
撮影場所：東京都大田区東六郷
撮影場所：横浜市西区北軽井沢
撮影場所：横浜市西区北軽井沢
撮影場所：横浜市西区北軽井沢
撮影場所：東京都大田区東六郷