英 名 ： Japanese stewartia
学 名 ： Stewartia pseudo-camellia
別 名 ： シャラノキ（沙羅の木）
科 名 ： ツバキ科
属 名 ： ナツツバキ属
種 類 ： 落葉高木
花 期 ： 夏（実期：秋）
原産地 ： 日本，朝鮮半島
撮影場所：横浜市緑区･四季の森公園
幹は直立し、枝を上向きに立てます。
樹皮は灰白色で平滑です。成長すると樹皮は斑紋状にはげ落ち、赤茶色でつるつるとしています。
葉は長さ4〜10cmの楕円形から長楕円形で、縁には小さな鋸歯があり、裏面には白い絹毛があり、互生します。
秋には美しく紅葉します。
当年枝の葉腋に集散花序を伸ばし、直径5〜6cmの白色の5弁花を咲かせます。
花弁は基部で合着し、繊細な皺があり、縁は波打ち、細かな鋸歯があります。
雄しべは多数が集まって5つの群にまとまり、根元で合生しています。
雌しべの先端は5裂します。
花は朝に開花し夕方に落花する一日花です。
果実は幅1.5cmほどの先が尖った卵形の朔果で、熟すと先から5裂します。
和名は夏にツバキ（Camellia japonica）に似た花を咲かせることに由来します。
別名の「シャラノキ」は、釈迦の入滅時に側に生えていた聖木「沙羅双樹」と誤認したものです。
材は堅く、建築材，器具材，彫刻材等に使用されるほか、樹皮を生かして床柱に利用されることもあります。
同属のヒメシャラ（Stewartia monadelpha）は樹皮が淡赤褐色で、葉の幅が狭く、花が直径2cm程と小さいです。
属名の「Stewartia」は、18世紀にイギリスの首相も務め、植物学の研究にも熱心であったJohn Stuart, 3rd Earl of Bute（1713-1792）の名前に因みます。
種小名の「pseudo-camellia」は、「ツバキに似た」という意味です。
撮影場所：横浜市西区･臨港パーク
撮影場所：横浜市西区･臨港パーク
撮影場所：横浜市西区･臨港パーク
撮影場所：東京都大田区西糀谷
撮影場所：横浜市西区･臨港パーク
撮影場所：横浜市西区･臨港パーク
撮影場所：横浜市西区･臨港パーク
撮影場所：横浜市西区･臨港パーク
撮影場所：横浜市西区･臨港パーク