英 名 ： Blueberry
学 名 ： Vaccinium corymbosum
別 名 ： ヌマスノキ（沼酢の木）
別 名 ： ブルーベリー
科 名 ： ツツジ科
属 名 ： スノキ属
種 類 ： 落葉小低木
花 期 ： 春（実期：夏）
原産地 ： 北アメリカ
撮影場所：横浜市南区･横浜市こども植物園
日本には1951年（昭和26年）に当時の農林水産省北海道農業試験場がアメリカからハイブッシュ系（Vaccinium corymbosum）を導入したのが始まりです。
葉は楕円形で互生します。
秋には美しく紅葉します。
葉腋から散房花序を出し、直径1cmほどの小さな白い釣鐘形の花を下垂させます。
花冠の先端は5裂し、反り返ります。
雄しべは10本で、花冠の中に納まり、葯は上部が筒状に伸び、その先で孔開裂します。
雌しべは1本で、花柱は糸状で、雄しべより長くなります。
花は同じツツジ科のドウダンツツジ（Enkianthus perulatus）やアセビ（Pieris japonica）に似ています。
果実は直径1cmほどの球形の液果で、白粉を帯びた紫青または黒色に熟します。
和名については、由来が分かりませんでした。
ブルーベリーの名前は、ツツジ科スノキ属シアノコカス節の植物全てを指す名前で、果実が熟すときれいな青になることに由来します。
20世紀の初めにアメリカで野生から栽培に移され、 優良品種の育成によって急速に伸びました。
日本では一般に栽培は行われませんでしたが、最近になって関心がもたれ、一部で栽培されています。
日本での収穫量は、長野県が1位で、茨城県、群馬県、東京都が続きます。
果実はジャムやゼリー、お菓子の材料などに使われます。
果実にはアントシアニン（anthocyanin）等のポリフェノール（polyphenol）が含まれています。
数多くの品種が作出され、寒冷地向きの北部ハイブッシュ系、暖地向きのラビットアイ系（Vaccinium virgatum）と南部ハイブッシュ系の大別して３系統があります。
アメリカ・メイン州のワシントン郡では、本種の生産が郡経済の主要な役割の一つとなっており、北アメリカにおける本種の生産量の10%を占めています。
属名の「Vaccinium」は、ラテン語の「vaccinus（牝牛の）」が語源です。
種小名の「corymbosum」は、「散房花序の」という意味です。
撮影場所：横浜市南区･横浜市こども植物園
撮影場所：横浜市南区･横浜市こども植物園
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：横浜市西区･マークイズ
撮影場所：横浜市西区･マークイズ
撮影場所：横浜市南区･横浜市こども植物園
撮影場所：横浜市南区･横浜市こども植物園