英 名 ： Common Coral Tree，Cockscomb Coral Tree
学 名 ： Erythrina crista-galli
別 名 ： アメリカデイゴ（アメリカ梯梧）
科 名 ： マメ科
属 名 ： デイゴ属
種 類 ： 落葉小高木
花 期 ： 夏
原産地 ： ブラジル
撮影場所：横浜市中区･
山下公園世界の広場
荒々しく割れた樹皮と太めの枝が目立つ樹形になります。
日本には江戸時代に渡来しました。
葉は3出複葉で、互生します。小葉は全縁の卵形で、葉の先は丸くなります。葉柄や葉の裏面などに棘があります。 質はやや厚く、表面に光沢があり、裏面はやや白っぽくなります。
枝先に長さ30～50㎝ほどの総状花序を出し、紅橙色の蝶形花を数十個つけます。
マメ科特有の蝶形花ですが、本種では上下反転し、下に長さ4～6cmの大きな卵形の旗弁があります。
他の4枚の花弁のうち外側の2枚は退化して小さな鱗のようになり、内側の2枚は融合して像の鼻先のような形の莢になり、莢から雄しべが飛び出します。
南国を思わせるエキゾチックな真っ赤な花が印象的です。
果実は、長さ10～15㎝、幅1～2㎝の莢状の豆果です。
和名のカイコウズは、もともとナンバンアカアズキ（南蛮赤小豆：Adenanthera pavonina）を指しますが、誤って本種に当てられたようです。海外から来た赤い豆という意味です。
別名のアメリカデイゴは、海外から渡来したデイゴ（Erythrina variegata）の意味です。デイゴ（梯梧）は中国名の音読みです。
花は食用にもなり、サラダや煮物にします。
歌謡曲「島唄」に出てくる近縁種のデイゴは、インド原産で寒さに弱いため、日本では沖縄以外では栽培できません。
本種の交雑種には、サンゴシトウ（珊瑚紫豆：Erythrina x bidwillii，別名：ヒシバデイゴ）があります。
葉が丸みを帯びるマルバデイゴ（丸葉梯梧：Erythrina crista-galli cv. Maruba-deigo）は、本種の園芸品種です。
鹿児島県の県木に指定されています。
アルゼンチン，ウルグアイの国花に指定されています。
属名の「Erythrina」は、ギリシャ語の「erythros（赤）」が語源です。真っ赤な花の色に由来します。
種小名の「crista-galli」は、ラテン語で鶏の鶏冠の意味で、花の色と形に由来します。
【本種とマルバデイゴの違いは明確ではないので、同じ写真を使っています。】
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：横浜市中区本牧間門
撮影場所：横浜市南区･横浜市こども植物園
撮影場所：横浜市中区･
山下公園世界の広場
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：東京都千代田区･日比谷公園