英 名 ： Cockspur coraltree，Cry-baby-tree
学 名 ： Erythrina crista-galli cv. Maruba-deigo
別 名 ： なし
科 名 ： マメ科
属 名 ： デイゴ属
種 類 ： 落葉低木
花 期 ： 春～秋
原産地 ： 園芸品種
撮影場所：横浜市中区･
山下公園世界の広場
根は直根があり、節に窒素固定の根粒菌をつけます。
荒々しく割れた樹皮と太めの枝が目立つ樹形になります。
小枝は褐色を帯びた緑色で刺のような枝があります。
葉は3出複葉で互生し、小葉は長さ7～10㎝、幅3～4.5㎝の卵形で、先は丸く全縁で、葉質はやや厚く、表には光沢があります。
葉柄や葉の裏面などに棘があります。
枝先に総状花序を出し、鮮やかな紅色をした2唇形の蝶形花を咲かせます。
マメ科特有の蝶形花ですが、本種では上下反転し、旗弁は下部にあり、倒卵形で大きく、翼弁は小さく、萼の中に隠れ、残りの2弁は部分的に融合して竜骨を形成します。
雄しべは10本で、下部の1本だけが分離し、上部の残りの9本は基部が合着しています。
雌しべは1本で、分離した1本の雄しべと合着した9本の雄しべの間に隠れています。
花には蜜が多く、昆虫が訪れ、竜骨の下を這い、授粉します。
果実は長さ10～15㎝、幅1～2㎝の褐色の豆果です。
和名は、葉の形が丸いデイゴ（Erythrina variegata）の仲間という意味です。デイゴ（梯梧）は中国名の音読みです。
本種は、江戸時代に渡来し、沖縄県でよく植栽されているカイコウズ（アメリカデイゴ：Erythrina crista-galli）の園芸品種です。
近縁種にデイゴ，カイコウズ，サンゴシトウ（Erythrina × bidwillii）等があります。
属名の「Erythrina」は、ギリシャ語の「erythros（赤）」が語源です。真っ赤な花の色に由来します。
種小名の「crista-galli」は、ラテン語で鶏の鶏冠の意味で、花の色と形に由来します。
園芸品種名の「Maruba-deigo」は、和名を表しています。
【本種とカイコウズの違いは明確ではないので、同じ写真を使っています。】
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：横浜市中区本牧間門
撮影場所：横浜市南区･横浜市こども植物園
撮影場所：横浜市中区･
山下公園世界の広場
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
撮影場所：東京都千代田区･日比谷公園