英 名 ： Chinese witchhazel
学 名 ： Hamamelis mollis
別 名 ： なし
科 名 ： マンサク科
属 名 ： マンサク属
種 類 ： 落葉小高木
花 期 ： 冬～春
原産地 ： 中国
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（品種名：クームウッド）
日本固有のマンサク（Hamamelis japonica）より早く咲き始め、花や葉はより大きめです。
樹皮は灰褐色で、小さな皮目がたくさんあります。
本年枝には綿毛が密生します。
葉は長さ8～15cm、幅6～10㎝の倒卵形で、左右非対称です。
葉の裏面には綿毛があり、縁には波状の鋸歯があって、互生します。
花は葉が展開する前に咲きますが、花期に褐色になった前年の葉が残っていることがあります。
秋には、オレンジから赤にかけて、鮮やかに紅葉します。
前年の葉腋から出た短枝に長さ1.5～2cmの4枚の線形の花を固まって咲かせます。
リボン状の花は鮮やかな濃い黄色で、中心部は暗赤色です。
雄しべは4本で、花糸の長さは約2㎜、葯もほぼ同じ長さです。花柱は長さ1～1.5㎜です。
花には強い芳香があります。
果実は直径1.5cmほどの卵球形の朔果で、茶色っぽい毛がたくさん生え、熟すと2裂します。
園芸品種には、クームウッド（cv. Coombe Wood）、パリダ（cv. Pallida）、エレナ（cv. Jelena）等があります。
和名は、中国原産のマンサクの意味です。
マンサクの名は、山で一番早く咲くことから「まず咲く」が転訛したという説と、たくさんの花を咲かせるので「豊年満作」からきたという説とがあります。
属名の「Hamamelis」は、ギリシャ語の「hamos（似た）＋ melis（リンゴ）」が語源です。でも、リンゴ（Malus pumila）には似ていないですよね。
種小名の「mollis」は、「軟毛のある」という意味です。
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（品種名：クームウッド）
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（品種名：クームウッド）
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（品種名：エレナ）
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（品種名：パリダ）
撮影場所：東京都調布市･神代植物公園
（品種名：パリダ）
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（品種名：エレナ）
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ
（品種名：パリダ）
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ