英 名 ： Butterfly orchid
英 名 ： Dancing lady orchid
学 名 ： Oncidium cvs.
別 名 ： なし
科 名 ： ラン科
属 名 ： スズメラン（オンシジウム）属
種 類 ： 多年草
花 期 ： 冬〜夏
原産地 ： 熱帯・亜熱帯アメリカ
撮影場所：札幌市中央区･北海道大学植物園
オンシジウムの名は属の総称で、形態は多様で400種以上あります。
バルブ（偽球茎）は卵形から円筒形で、往々にして扁平になりますが、持たない例もあります。
バルブの先端に1〜2枚の楕円形で薄い皮質の葉を付けます。
花茎はバルブの基部から出て、長い花茎を上から斜め上に伸ばし、多数の花を総状、円錐状に咲かせます。
花径は1〜2cmほどで、ラン科特有の6枚の花被片（外花被片3＋内花被片3）で、1枚の唇弁が大きく広がり、これが花の大部分を占めます。
萼と側花弁はほぼ同型で、唇弁より幅が狭くて小さいです。
花色は黄色に褐色の斑点のものが多く、蝶が群れ飛ぶようにたくさんの花が咲きます。
草姿から大まかに薄葉系，剣葉系（トリムニア属），棒状葉系（トリコセントラム属），厚葉系（サイコプシス属）の4タイプに分けられていましたが、薄葉系以外は、カッコ内の属に再分類されました。
左の黄色はOncidium varicosum、チョコレート色はOncidium Sharry Babyという種類です。
和名は、Oncidium varicosumにつけられたもので、着花が多く、その状態が群れ雀に似ていることに因るようです。
英語では、無数の蝶が舞い飛ぶような姿から「Butterfly orchid」と呼ばれます。
また、スカートをはいた女性が手を広げて踊っているようにも見えることから「Dancing lady orchid」とも呼ばれます。
属名の「Oncidium」は、ギリシャ語の「onkidion（小さなこぶ）」に因みます。唇弁の基部にこぶ状の隆起があることに由来します。
撮影場所：鎌倉市･大船ﾌﾗﾜｰｾﾝﾀｰ温室
撮影場所：調布市･神代植物公園温室
撮影場所：調布市･神代植物公園温室