英 名 ： なし
学 名 ： Boehmeria platanifolia
別 名 ： なし
科 名 ： イラクサ科
属 名 ： カラムシ属
種 類 ： 多年草
花 期 ： 夏～初秋
原産地 ： 日本，朝鮮半島
撮影場所：東京都港区･自然教育園
（花期）
茎は直立し、分枝しません。
茎や葉には短毛があります。
葉は薄く、長さ10～20㎝、幅10～20㎝の卵円形～円形で対生し、縁には大きな鋸歯があり、先は3裂するものが多いようです。
葉には長さ10～15cmの長い葉柄があります。
葉裏の主脈には短毛が生え、斜上します。
葉腋から数珠状の細長い穂状花序を出し、白いブラシのような小さな花を密に咲かせます。
茎の下部の葉腋に淡緑色の雄花序が出て、茎先や上部の葉腋に雌花序が出ます。
無性生殖の3倍体だけが知られ、雄花を付けない個体も多く見られます。
雄花は球状に集り、花被片は4枚、雄しべは4本です。
雌花は2個の花被片が合着して花被筒になり、白色の柱頭が長く突き出し、球状の集りはやや離生します。
果実は毛のある花被筒に包まれた倒卵形の痩果で、多数集まって隙間なく連続して並びます。
和名は、ヤブマオ（Boehmeria japonica var. longispica）に似ていて、全体に弱々しく見えることに由来します。
ヤブマオとアカソ（Boehmeria silvestrii）との交雑種といわれています。
ヤブマオとの判別は葉裏の主脈の毛が開出することと、花序が細いことで行います。
属名の「Boehmeria」は、ドイツの植物学者Georg Rudolf Boehmer（1723～1803）の名前に因みます。
種小名の「platanifolia」は、「スズカケノキ属（Platanus）のような葉の」という意味です。
撮影場所：東京都港区･自然教育園
（果実期）
撮影場所：東京都港区･自然教育園
（雌花序）
撮影場所：東京都港区･自然教育園
（雌花序）
撮影場所：東京都港区･自然教育園
（果実）