英 名 ： Fuzzy deutzia
学 名 ： Deutzia scabra
別 名 ： ツクシウツギ（筑紫空木）
科 名 ： アジサイ科
属 名 ： ウツギ属
種 類 ： 落葉低木
花 期 ： 春〜初夏
原産地 ： 日本
撮影場所：鎌倉市･法性寺
日本の固有種です。
幹は灰色〜灰褐色、樹皮は縦に裂け剥がれます。
葉は長さ4〜6cm、幅2〜3cmの楕円形〜卵形で対生し、葉先は短く尖り、縁には浅い鋸歯があります。
葉脈が裏面に浮き出て、葉面が皺状になり、両面に星状毛があります。
ウツギ（Deutzia crenata）の仲間で唯一、黄葉、紅葉します。日陰では黄色くなり、日向では紅くなります。
枝先に円錐花序を出し、花径15〜20mmの白色の5弁花を上向きにたくさん咲かせます。
雄しべは10本で、花糸に翼がありますが、上部になるにつれて細くなるのでほとんど目立ちません。
花柱は3本です。
花弁は平開して、花の中心部にオレンジ色の花盤が目立ちます。
果実は直径3mmほどの独楽のような朔果で、星状毛が多く、萼片と花柱が残ります。
和名は、ウツギの仲間で葉が丸いことに由来します。
ウツギに比べて花も果実も一回り小さい種です。
属名の「Deutzia」は、オランダの植物学者Johan van der Deutz（1743-1788）の名前に因みます。
種小名の「scabra」は、ラテン語で「粗い、ざらざらした」という意味です。
撮影場所：鎌倉市･法性寺
撮影場所：鎌倉市山ノ内
撮影場所：東京都八王子市･多摩森林科学園