英 名 ： Large hop clover，Hop trefoil
学 名 ： Trifolium campestre
別 名 ： ホップツメクサ（ホップ詰草）
科 名 ： マメ科
属 名 ： シャジクソウ属
種 類 ： 一年草
花 期 ： 春～夏
原産地 ： 地中海沿岸
撮影場所：横浜市西区･高島水際線公園
日本には1943年（昭和18年）に横浜市で帰化が確認されています。
よく分枝し、地面を這うように広がります。
茎はやや赤みがかっています。
葉は三出複葉で互生し、小葉は長さ6～16㎜、幅4～8㎜の楕円形で、上部にのみ低い鋸歯があり、頂小葉には長さ3～7mmの短い柄があります。
葉柄基部には托葉があり、茎を抱きます。
葉腋から直径1～2cmの球形の穂状花序を出し、鮮やかな黄色または黄白色の蝶形花を50～60個咲かせます。
花冠は長さ4～6mmで、旗弁に皺のような明瞭な縦脈があります。
花は下から上に咲きあがり、受粉後、花弁は白～茶色に枯れて下を向き、そのまま中の果実を包みます。
萼は初期には緑色で、開花すると花冠の色に近くなり、先が5裂し、上側の2個の裂片は下側の3個の裂片より短いです。
果実は長さ3mmほどの豆果で、褐色の種子が1個入ります。
和名は、花序の様子を薬玉（香料を入れた飾り玉）に喩えたものです。
別名は、受粉後の花序がビールの原料に使われるホップ（Humulus lupulus）の雌花に喩えたものです。
よく似たコメツブツメクサ（Trifolium dubium）やコメツブウマゴヤシ（Medicago lupulina）よりも花序がずっと大きいです。
コメツブウマゴヤシは、枯れた花は残らず、渦巻状の果実をつけます。
よく似たテマリツメクサ（Trifolium aureum）には、頂小葉の短い柄がありません。
属名の「Trifolium」は、ラテン語の「treis（三）＋ folium（葉）」が語源です。葉が3小葉であることに因ります。
種小名の「campestre」は、「原野に生える」という意味です。
撮影場所：横浜市西区･高島水際線公園
撮影場所：横浜市西区･楠町公園
撮影場所：横浜市金沢区富岡東
撮影場所：横浜市緑区鴨居
撮影場所：横浜市金沢区･長浜公園
撮影場所：横浜市金沢区富岡東