英 名 ： Snapdragon
学 名 ： Antirrhinum majus
別 名 ： スナップドラゴン
科 名 ： オオバコ科
属 名 ： キンギョソウ属
種 類 ： 多年草
花 期 ： 春〜初夏
原産地 ： 地中海沿岸
撮影場所：横浜市中区･
港の見える丘公園
日本には江戸時代の後半に渡来したようです。
葉は長さ2〜5cmの全縁の長楕円形で先が尖り、下部では対生、上部では互生します。
茎先に総状花序を出し、花径3〜6cmの金魚に似た唇形の小花を長さ10〜30cmの穂状に直立して咲かせます。
外花被片は5裂し、内花被片は筒状に合着し5裂します。
雌しべは1本で先端が2裂し、雄しべは4本です。
花色は赤やオレンジ，黄，ピンク，白など多彩です。
通常の一重咲きの他、八重咲き、ベル咲きなど様々な花形があります。
果実は朔果です。種子からは良質の油がとれます。
主な開花期は春〜初夏ですが、品種を選べば促成栽培で真冬に花を咲かせることもできます。
和名は、花が金魚のおちょぼ口に似ていたり、波打つような花弁が金魚の尾鰭に似ていることに因ります。
英名の「Snapdragon」は、ミツバチが花の中に入って蜜を吸う様子を、ミツバチがドラゴン（竜）に飲み込まれているような姿になぞらえて表現したそうです。
本種の花を小さくしたようなリナリア（Linaria bipartita）は、別名でヒメキンギョソウ(姫金魚草)と呼ばれます。
金魚の養殖で有名な愛知県弥富市の市の花に指定されています。
属名の「Antirrhinum」は、ギリシャ語の「anti（似）＋rhinos（鼻）」が語源で、「鼻に似た」という意味です。花の形からきていますが、ギリシャでは金魚ではなく、鼻に見えるんでしょうね。
種小名の「majus」は、ラテン語で「5月」という意味です。開花期を意味するのでしょうか。
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
撮影場所：横浜市中区･本牧山頂公園
撮影場所：横浜市西区･楠町公園
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
撮影場所：横浜市西区･横浜ﾍﾞｲｸｫｰﾀｰ
（八重咲き：トゥイニー）