英 名 ： Little quaking grass
学 名 ： Briza minor
別 名 ： スズガヤ（鈴萱）
科 名 ： イネ科
属 名 ： コバンソウ属
種 類 ： 一年草
花 期 ： 晩春～初夏
原産地 ： 地中海沿岸
撮影場所：横浜市中区千鳥町
日本には江戸時代の末期に渡来し、現在では全国に帰化しています。
茎は細く無毛で、株立ちまたは単生で直立し、根元はやや匍匐します。
葉は長さ5～15㎝、幅3～10㎜の線状披針形で、ほぼ垂直に立っています。
葉には毛はなく、表面や縁はややざらつきます。
基部は葉が巻き付いて茎の様に見える葉鞘（ようしょう）となります。
茎先に長さ3～20㎝の円錐花序を出し、三角形のおにぎりのような小さな小穂（しょうすい）を吊り下げます。
小穂は長さ幅共に2～5㎜のやや扁平な淡緑色の三角状卵型で、小花が4～6個つきます。
透明な包穎（ほうえい）は長さ2mmほどで、護穎（ごえい）は幅広く腎臓形です。
果実は長さ1mmほどの淡褐色の頴果です。
和名は、小穂がコバンソウ（Briza maxima）に似ていて小さいことに由来します。
別名のスズガヤは、小穂を振るとかすかに音をたてることに由来します。
属名の「Briza」は、ライムギ（Secale cereale）のギリシャ名が語源です。
種小名の「minor」は、「より小さい」という意味です。
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園
撮影場所：横浜市金沢区･長浜公園
撮影場所：横浜市西区･楠町公園
撮影場所：横浜市金沢区･長浜公園
撮影場所：横浜市中区･本牧市民公園