英 名 ： なし
学 名 ： Eurya emarginata
別 名 ： イソシバ（磯柴）
科 名 ： モッコク科
属 名 ： ヒサカキ属
種 類 ： 常緑低木
花 期 ： 晩秋〜初冬（1年後の晩秋〜初冬）
原産地 ： 日本，朝鮮半島，中国
撮影場所：千葉市美浜区中瀬
雌雄異株です。
樹皮は灰褐色で、浅く縦裂します。
葉は長さ2〜4cm、幅1〜1.5cmの倒卵形で、光沢があって質は厚く、先端が凹み、縁は裏側へやや巻き込み、浅い鋸歯があり、互生します。
葉腋に直径5mmほどの緑白色の小さな5弁花を下向きに咲かせます。
雌花は雄花よりも小型です。
花にはガスのような独特の臭気があります。
雄花は広鐘形で、雄しべは10〜15本、葯は黄色で、雌しべは退化しています。
雌花は倒卵形で、雄しべは退化し、雌しべが1本で、花柱は3裂します。
果実は直径5mmほどの球形の液果で、緑色から赤紫色になり、黒色に熟します。
果実は開花からほぼ1年後に熟すので、花期と実期は同時になります。
和名は、浜に生育するヒサカキ（Eurya japonica）という意味です。
庭木や公園樹として植栽されています。
近縁種のヒサカキは葉先が尖り、花期は春です。
属名の「Eurya」は、ギリシャ語の「eurys（広い）」が語源です。花弁や萼片の形に因みます。
種小名の「emarginata」は、「先に浅い割れ目のある」という意味です。
撮影場所：横浜市金沢区･長浜公園
撮影場所：横浜市金沢区･長浜公園
撮影場所：千葉市美浜区中瀬
撮影場所：横浜市金沢区･長浜公園
（雄花）
撮影場所：横浜市金沢区･長浜公園
（雄花）
撮影場所：東京都大田区東六郷
（雌花）
撮影場所：横浜市金沢区･長浜公園
（雌花）
撮影場所：千葉市美浜区中瀬
撮影場所：横浜市神奈川区･三ツ沢公園