英 名 ： Frogbit
学 名 ： Hydrocharis dubia
別 名 ： ドウガメバス（胴亀蓮）
科 名 ： トチカガミ科
属 名 ： トチカガミ属
種 類 ： 多年草（浮葉植物）
花 期 ： 夏～秋
原産地 ： 東アジア
撮影場所：東京都墨田区･向島百花園
日本には有史以前に大陸から帰化したと考えられています。
雌雄同株、ときに異株で、雌雄異花です。
茎は横に長く伸び、節から葉を出して広がります。
葉は直径4～7㎝の円形、基部は心形で、長さ4～20cmの葉柄をもちます。
葉の裏側中央に気嚢と呼ばれる浮袋があり、これにより葉が水面に浮かびます。
気嚢はおおむね6角柱状の多数の気室からなり、その高さは2～5㎜です。
葉が混み合うと、茎が水上に立ち上がる気中葉ができますが、これには気嚢がありません。
長さ2.5～8cmの花柄を伸ばし、水面から出て、白色の3弁花を咲かせます。一日花です。
花弁は長さ10～13㎜です。雄花は花柄が細く、雄しべは12本で、3本ずつ4輪生します。雌花は直径3～4㎜と花柄が太く、6個の仮雄しべと6本の雌しべがあります。雌しべは2岐し、柱頭には粒状の突起があります。
花後、花柄は下向きに曲がり、水中で果実ができます。
果実は長径5～9mm、短径5～7mmの長倒卵形で、秋に茎の先端に殖芽を作り、水底に沈んで冬を越します。
和名は、光沢のある葉をスッポンの鏡（背の甲羅）に見立てたものです。
中部地方では、スッポンをドチとかトチと呼ぶそうです。
属名の「Hydrocharis」は、ギリシャ語の「hydro（水）＋charis（ある種の植物）」が語源です。
種小名の「dubia」は、ラテン語で「疑わしい、不確実な」という意味です。
撮影場所：東京都大田区南蒲田
撮影場所：東京都墨田区･向島百花園
撮影場所：東京都大田区南蒲田