英 名 ： なし
学 名 ： Mazus miquelii
別 名 ： なし
科 名 ： ハエドクソウ科
属 名 ： サギゴケ属
種 類 ： 多年草
花 期 ： 春～夏
原産地 ： 日本，台湾，中国
撮影場所：横浜市緑区･四季の森公園
匍匐茎を出して地面を這うように広がります。
葉は根元に集まってつき、長さ4～7㎝、幅1～1.5cmの倒卵形または楕円形です。匍匐茎の葉は小さくて対生します。
長さ20mmほどの白色または淡紫色の唇形花を咲かせます。
先は5裂し、上部2片は上唇を作り、下部3片は下唇を作ります。
上唇は披針形で下唇よりかなり短く、2裂して裂片の先はやや尖りますが、しばしば合着して1片のように見えます。
下唇は大きく3裂して開出し、中央部に褐色の斑紋のある2本の畝があります。
雄しべは4本で2本は長く、雌しべは1本で、柱頭は二つに分かれ、触れると閉じます。（柱頭運動）
花色が白のサギゴケ、淡紫色のムラサキサギゴケと区別したこともあるようです。
同属のトキワハゼ（Mazus pumilus）に似ていますが、トキワハゼは花の長さが10mmほどと小さく、匍匐茎を出さないところが異なります。
果実は直径4mmほどの球形の朔果です。
和名は、花の形を「鷺」の頭に、茎や葉が地面を広がるさまを「苔」に見立てたものです。
属名の「Mazus」は、ギリシャ語の「mazos（乳頭突起）」が語源です。花冠の喉部に突起があることに由来します。
種小名の「miquelii」は、オランダの医者で植物学者のFriedrich Anton Wilhelm Miquel（1811-1871）の名前に因みます。
撮影場所：広島市中区･縮景園
撮影場所：東京都墨田区･向島百花園
撮影場所：横浜市中区･フランス山