英 名 ： Pink trumpet vine, Port St. John's creeper
学 名 ： Podranea ricasoliana
別 名 ： ピンクノウゼンカズラ（桃色凌霄花）
科 名 ： ノウゼンカズラ科
属 名 ： ポドラネア属
種 類 ： 常緑蔓性低木
花 期 ： 初夏～初秋
原産地 ： 南アフリカ
撮影場所：東京都大田区萩中
高さ数mに育った大きな株の樹冠を覆うようにピンクの花が咲く姿はなかなか美しいものです。
枝はアーチ状に長く広がります。
葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は7～9枚（側小葉は3～4対）つきます。
小葉は長さ2～7cmの長楕円形で薄く、先が尖り、縁には鋸歯があります。
茎頂に円錐花序を出し、長さ5～8cm、直径5～8cmのトランペット形の花を多数咲かせます。
花には弱い芳香があり、先端は5裂して平開、ピンク色で内側に赤紫色の脈があります。
萼は花と同色、蕾は星形で萼に包まれます。
雄しべは長短2本ずつで、花糸はカーブし、黄色の葯が2個ずつあります。
雌しべは1本です。
果実は細長く真っすぐで扁平な蒴果です。
和名のリカソルノウゼンは、ほとんど使われず、ピンクノウゼンカズラと呼ばれています。
リカソルは、種小名の語源であるイタリア人のVincenzo Ricasoliから来ているものと思われます。
属名の「Podranea」は、本種が以前はPandrea（ソケイノウゼン）属に分類されていましたが、研究の結果、別属と分かり、元の属名のアナグラム（単語内の文字の入れ替え）として名付けられました。
種小名の「ricasoliana」は、園芸に対する経済的な後援者であるイタリア人のVincenzo Ricasoli（1814-1891）の名前に因みます。
撮影場所：横浜市西区平沼
撮影場所：横浜市中区･アメリカ山公園
撮影場所：横浜市中区･山下公園
撮影場所：横浜市中区･山下公園
撮影場所：横浜市西区平沼